都市インフラの老朽化区間を再生する大規模プロジェクトで、JV(ジョイントベンチャー)を組む大手ゼネコンの一員としてリニューアル工事に従事。
防水塗装・下部構造・舗装管理など、工事全体の品質と安全を守る重要な役割を担う。
約100名規模の昼夜稼働現場で、調整業務から安全管理まで幅広く活躍中。
1. 「自分にできるのかな」――研修で得た経験が、最初の自信になった。
高校では理数系を専攻し、もともと“ものづくり”の仕事に興味がありました。
とはいえ、建設の知識はまったくゼロ。入社当初は「本当にやっていけるだろうか」と不安もありました。
そんな私の背中を押してくれたのが、オープンアップコンストラクションの入社時研修です。
測量や朝礼練習など、現場を想定した実技を経験したことで、初めて配属された現場でも「研修でやったことがある」と思えました。
その安心感が、最初の一歩を踏み出す大きな支えになりました。
「この仕事で、自分も成長していけるかもしれない」――そう感じた瞬間でした。
2. ニュースで見たプロジェクトに、自分が携わるとは思わなかった。
初めての現場を終え、次に配属されたのは都市インフラの老朽化区間を再生するリニューアル工事。
ニュースでも取り上げられるようなスケールの大きな案件で、
最初は「まさか自分がこの現場に関われるなんて」と驚きました。
けれど、同時に「こんなチャンスは滅多にない」と思い、迷わず挑戦を決意。
複数の大手ゼネコンが協力するJV(ジョイントベンチャー)現場では、
学べることも、出会う人の数も、一気に広がりました。
自分の視野が一気に開けた瞬間でした。
3. 1週間で立会いを担当。スピードの中で学び、任される喜びを知った。
配属から1週間後には、先方との立会いを一人で担当することに。
右も左もわからない状態でしたが、先輩方が丁寧に教えてくださり、
現場の流れを少しずつ理解していきました。
3週間も経つ頃には、一連の工程を自分で回せるようになり、
報告書や写真管理、資料作成まで自分の手でこなせるように。
「もう任せて大丈夫」と言われたときの達成感は、今でも心に残っています。
4. 大規模現場だからこそ学べた、プロの視点と責任感。
真夏の炎天下での作業、塗料の数量管理、資料の作成…。
決して楽ではありませんでしたが、上司や他社の技術者が丁寧にアドバイスをくれ、
一つひとつの経験が自分の糧になっていきました。
現場では「報・連・相」とレスポンスの速さがすべて。
どう伝えれば相手が動きやすいかを考えるうちに、
朝礼や会議で意見を求められる場面も増えました。
いまでは職人さんから「あなたがいると助かる」と言ってもらえるようになり、
現場の一員として認めてもらえている実感があります。
5. “前倒しで動く力”を磨き、誰からも頼られる技術者へ。
今の目標は、安全で働きやすい現場をつくること。
そのために意識しているのは、「前倒しで動く」力を高めることです。
また、資格取得にも挑戦しています。
1級土木施工管理技士補の試験ではあと一歩届きませんでしたが、
次は必ず合格するつもりです。
将来的には、土木と建築の両方の資格を持つ“ダブルライセンス技術者”を目指しています。
どんな現場でも信頼される存在に――
先輩や職人さん、後輩からも頼られるような人材になるために、
これからも一歩ずつ、経験を積み重ねていきます。